卓球の試合でのオーダー例
卓球の団体戦でオーダー選びはとても重要です。
相手チームが格下であってもオーダー次第で負けることもあるのです。
そこで監督やコーチの方に見ていただきたい団体戦のオーダー例をご紹介していきます。
1.前半勝負
まずは前半勝負のオーダー例から見ていきましょう。
1、2番のどちらかにエースを置き、もう片方に2番手を置きます。
これはエースが絶対1点を取り、2番手は運が良ければ相手の2番手や捨て駒に当たり、勝つことが出来ます。
団体戦は最初の勢いが重要です。
前半はチームの流れをつくる意味で勢いのある選手や、声の出せる選手を入れることにより、負けても流れを持ってくることができるかもしれません。
3番のダブルスはどのオーダーにも共通して言えることですが、相手チームによって2、3種類のペアを用意しておくことをおすすめします。
もちろんチームごとにエースダブルスはいるでしょうが、相手チームが全体的に異質を苦手としている場合は、異質のペアを投入してみるのも1つの方法です。
4、5番は片方が3番手、もう1枠は異質の選手をおすすめします。
異質の選手やカットマンは粘りのあるプレーを特徴とするので、最後の最後に持ってくると応援にも熱が入り、流れがくる可能性が高まります。
ただこの前半勝負のオーダーは絶対の保証がありません。
1、2番で負けてしまった場合後半で勝負するしかないため、後半の選手のプレッシャーが大きくなります。
3番手となるカット選手や異質の選手をつくっておくと選手たちもやりやすくなるかと思います。
2.後半勝負
次に後半勝負のオーダー例をご紹介します。
前半勝負のオーダーとは逆で、1、2番に異質選手と3番手、4、5番にエースと2番手を置く方法です。
このやり方ですと4、5番にまわるまでに1点取る必要があるので、3番ダブルスは絶対に勝てるエースダブルスを置きましょう。
卓球の団体戦の試合でのオーダーは、1、2番の選手と3番ダブルスの選手を同じにすることはできません。
しかし3番ダブルスに出た選手と4、5番の選手は2人同時に出ることができますので、このオーダーは使えます。
3.全体勝負
最後に全体勝負のオーダー例になります。
1、2番にエースと3番手または異質・カットマン、4、5番に2番手と異質・カットマンを置く方法です。
3番のダブルスは相手によって変えていきます。
このオーダーの場合、前半1点ダブルス1点後半1点ずつ取ると勝てるので、選手たちも気楽にプレーできるかと思います。
前半で2点負けたり、もしくは1、2番で1点取り3番ダブルスで負けてしまったとしても、後半2点取ることが可能だからです。
卓球の試合でのオーダーはこの3種類が基本です。
選手たちもプレーに関してはもちろん上達が必要ですが、監督やコーチもオーダー作成の面で上達できるよう、選手たちとの絆を深め信頼関係を築きながら頑張りましょう。