手にぴったりフィットする卓球のラケットの削り方
ラケットを新しく買ったとき、手にフィットするように削りますよね。
自分のラケットだから自分で削りたいけどやり方がわからない、という人も多いと思います。
そこで今回は手にぴったりフィットすう卓球のラケットの削り方をご紹介します。
1.面取り
まず準備するものは、カッターナイフまたは鉄やすりです。
今はカッターナイフを使う人は少ないかもしれませんね。
両方準備しなくても鉄やすりだけでも十分ですし、もちろんどこの家にもあるカッターナイフでも大丈夫です。
ただ初めての方はカッターナイフだと削りすぎてしまう場合があるので、鉄やすりをおすすめします。
最初にラケットの面取りを行います。
角が丸いことで、ラバーの張り替え時だけでなく、台にラケットをぶつけた際にラケットを保護することができます。
ある程度削れてきたら粗目のサンドペーパーというものを使い、仕上げには目の粗くないサンドペーパーを使って丸くしていきます。
この作業を表面・裏面ともに対象になるよう両方行います。
2.グリップを削る
ラケットを持った時に人差し指がかかる部分を、傾斜をつけて削ります。
この部分が一番重要な作業になります。
鉄やすりとサンドペーパーの両方を使って慎重に行ってください。
削りすぎてしまうと手に持った時にしっかりフィットしなくなってしまうので、削りながらその都度グリップを確かめ、時間をかけて行いましょう。
私の場合最初はあまり削らずに、練習をしていく中で指にあたって痛いところを少しずつ何度も微調整しながら直していきます。
ただあまり削りすぎないように、1度にたくさんはやりません。
試合前にラケットを買ってしまったりあまり調整しなかったりすると、試合の時に困るので、あまり試合直前には買わないようにしましょう。
卓球の試合を見越して技術の上達をめざし練習メニューを見直すだけでなく、ラケットの削り方も工夫してみましょう。
3.失敗してしまったとき
もし、削りすぎてしまったり、失敗してしまったときでも焦ることはありません。
削りすぎた部分にペーパーコルクを木工用ボンドで接着します。
そしてペーパーコルクを完全に接着できたら、サンドペーパーで削ります。
あまり知られていない方法ですが、合わないラケットで無理してやる前に試してみてください。
注意点としては前述した通り、一気に削るのではなく徐々に削っていって自分の手に合うか、確かめながらゆっくり行いましょう。
はじめは自分で削るのは難しいかもしれません。
大学生でも削ったことのない人はいっぱいいます。
他の人に頼んでいる場合でも、手の大きさや幅などは人によって違いますので、コーチや親御さんにやってもらうときは、必ず自分で感触を確かめながら削ってもらうようにしてください。
自分だけのラケットを自分の手でつくるのは楽しいものです。
せっかく卓球をやっているのですから、自分に合う世界でたったひとつの自分だけのラケットを、削り方を覚えてみなさんも是非つくってみてください。
卓球の技術だけでなくラケットの削り方も上達してみてください!