卓球が上達するカットマンのための練習メニュー
カットマンの練習方法は卓球をやっている人なら結構悩むことがあると思います。
カットマンは上達に時間がかかりますし、練習方法も難しいですよね。
今回は私が高校生の時に行っていた練習方法をご紹介します。
最初は多球練習で徐々に一球練習に移していく方法をおすすめします。
1.フォア前バックバック前フォアの4点フットワーク
この練習は卓球を始めて1年くらいのカットマンなら誰もが行っている練習ではないでしょうか。
この4点フットワーク練習は、ある程度基礎ができた状態で行った方が有効かと思います。
カットマンの基本である前後の動き、そして左右のフットワーク、切り返しも同時にできるのがこの練習です。
サーブ又はレシーブからフォア前にツッツキをしてもらい、フォア前ツッツキ、バックカット、バック前ツッツキ、フォアカットというのが一連の流れになります。
この時カットマンは相手のフォアかバックのどちらかに集めます。
このとき注意するのが、前に出るときの細かい足の動き、後ろにさがるときの大きな足の使い方です。
そして手と足がバラバラになりやすい練習なので、足の動き、体がバラバラにならないようにすることの2点を特に重視して行ってください。
慣れてきたら前のツッツキをストップにしてもらったり、多球練習の場合は途中途中にチャンスボールをあげてもらい、スマッシュの練習も混ぜてみてください。
2.フォア前フォアバック前バックの4点フットワーク
この練習は切り返しが少ない分、先ほどの練習よりも簡単です。
簡単なのですが先ほどの応用練習ということで難易度を少しあげます。
長いサーブをオールに深めに出してもらい、今度はフォア前ストップ、フォアカット、バック前ストップ、バックカットの4点です。
この練習ではコースや回転量、長短をはっきりさせることを意識します。
前にきたボールをストップで返したり、ストップの時に反転したり、押したりと、様々な技術を使いましょう。
慣れてきたら2本連続で同じ場所に出してもらって、反射神経を高める練習も取り入れていきます。
3.フォア1ミドル2バック1
この練習は、狙われやすいカットマンの弱点であるミドルの強化を目的としています。
卓球をやっている人、特にカットマンの苦手分野とも言われていますので重点的に練習する必要があります。
前後のフットワークはありませんがその分切り返しや横の動きを重点的に行います。
フォアカット、ミドル、バックカットという順番で行いますが、ミドルは自分でフォア、バックを使い分けます。
ミドルといってもフォア寄りにきたボール、バック寄りにきたボールがあると思うので、瞬時に判断します。
身体がどこにあってもフォア、バックのどちらでも、自分のストライクゾーンで打てるようにしましょう。
これも慣れてきたらストップを入れてもらい、すぐ動けるように常に前も意識して行いましょう。
多球練習は足の動きを確認するという意味でとても重要なので、必ず行うようにします。
そして一球練習ではできない、色んな変化をつけたりコースを狙ったりできるので、そういう意味でも毎日行う方が上達への近道となるはずです。
多球練習ではミスをしても緩急をつけたり、長短をはっきりさせるようにしましょう。
一球練習でフットワーク練習を行う際に気をつけることは、ラリー中のどんなボールにも対応できるようにすること、ミスをしないことです。
ミスをしていたらラリーにはならないので、相手がどんなボールを出してきても対応し、尚且つ相手にとってはやりやすいボールで返せるように工夫できることが理想です。
これらのカットマンの練習メニューは最初にも言った通り卓球の基礎が出来ているのが絶対条件ですが、今回紹介した練習をやっていくうちに上達していくことも十分可能だと思いますので、まだ早いと思わずにどんどん取り入れてみてください。