試合前日の練習について | 卓球が上達する練習メニュー
卓球の試合前日は大きな大会になればなるほど緊張して、何を練習して良いか分からない、気持ちばかり焦って練習が手につかないという状態になる人も多いのではないでしょうか。
そういう人は落ち着いて練習が出来るように 2〜3 ヶ月前から練習メニューを調整していきましょう。
1.試合前日は短く質の良い練習を
試合前日に練習をたくさんやる人もいると思いますが、疲れを次の日に残してしまっては途中で体力と集中力が切れてしまいます。
反対に今更やってもどうにもならないと練習を休む人や、1~2か月前からゲーム練習しかやらない人など普段より練習時間をぐっと減らす人など様々だと思います。
試合前日に筋トレから始まりあれもこれもと練習をするのではなく、ゲーム練習を3分の1、基本応用練習を3分の2程度やる程度で調整し、疲れを試合に残さないようにする事が大事です。
全くフットワーク練習や基本練習をやらずにいると、フォームが崩れたり、体力が落ちたりとしますので短時間で質の良い練習をするようにしましょう。
1.フットワーク練習
卓球はフットワークが生命線と言われるくらい大事です。
足の動きが悪いとピッチの速いラリーについて行けませんし、良いレシーブを返す事も出来なくなり、連続で攻撃する事も拾いきる事も出来ません。
多球練習でボールを出してもらい、足の運び方の確認、スムーズな動きにするために左右のフットワーク練習、切り替え練習は必ずやりましょう。
一球一球、ボールまで足を運び、しっかり動きの確認をして大会当日を迎えます。
ゲーム練習だけで調整してきた人は試合では動きが鈍り、思い通りの動きが出来ずに終わってしまうこともあるので避けた方がいいと思います。
卓球の上達、大会で勝つ為にはフットワーク練習は必要不可欠です。
2.レシーブからの練習
サーブからの攻撃の練習はよく見受けられるのですが意外とやられていないのがレシーブからの練習です。
サーブを持ったときの得点は出来ても、レシーブの時に得点されていては中々勝つことはできませんね。
対戦相手が分かっている時には、相手と同じサーブを出してもらいどのように返すと良いのか、先手を打つ為にはどうすれば良いのかを考えながら 4 球目からの練習をやります。
そうすることでレシーブからの展開でも不安なくプレーすることができますし、サーブからの時のように対等に戦うことができレシーブの上達にもつながります。
3.サーブからの練習
サーブからの 3 球目、5 球目攻撃の練習をします。
自分の得意なサーブからの攻撃の練習ですが、このサーブを出したらどこにどのように返球されるのか考えてサーブを出します。
サーブを出したらすぐ構えて、3 球目を狙えるように準備をします。
サーブからの 3 球目攻撃が入らないとショックは大きく、一度ミスすると弱気になって次から打てなくなってきます。
自分のサーブの回転、コースなど確認しつつ、3 球目、5 球目攻撃は確実に入るように集中して練習しましょう。
4.主戦武器の練習
試合前日は自分の得意な技術の練習をします。
自分は何で得点するのか、自分の武器は何なのかは普段の練習や試合経験からある程度分かると思います。
これが分からないと勝つことは難しくなるので、日頃から何で得点しているのか意識しながらゲーム練習や試合をやらなければいけません。
例えば、下回転サーブから 3 球目ドライブが自分の得点源だとしたら、それは確実に入れる!という気持ちで練習しましょう。
5.前日は軽く汗を流す程度で2.イメージトレーニング
試合では緊張してしまう、弱気になって攻められなくなってしまう、メンタルは試合に大きく影響を与えます。
試合前日、当日は自分が試合で勝っている状況や、調子の良い状況で試合をしているイメージを持つようにしましょう。
1分程度黙想をして気持を集中させます。
イメージトレーニングも、試合で勝つためには必要なトレーニングになるので毎回やるようにすると良いと思います。