ラリーのやり方とコツ | 卓球が上達する練習メニュー
卓球において、ラリーとはサービスを出した後に連続してボールを打ち合うことをいいます。
基本的にある程度の卓球経験者であれば、相手のラバーの性質にもよりますが、単純な回転でコースが限定されたラリーであれば100回程度は容易に続けることができます。
初心者の場合は、卓球の回転に対する質を学ぶために何度もラリーの往復を経験する必要があります。
初心者の上達のコツとしては、卓球経験者とラリーをしてもらうと上達が非常に速いと考えています。
理由としては、回転が安定しているのとコースも限定しているため、初心者が起こしやすいナックルの回転での返球が少ないからです。
ラリーの練習メニュー
練習メニューとしては、まず実戦ではラリーは100回続くことはないということをまず認識する必要があります。
私自身も試合でそのようなラリーをした経験はありません。
何人かはいるかもしれませんが、それは遊びの範囲でやっていたのでしょう。
競技レベルにおいて、相手の強打を100回防ぐ、もしくは100回強打することは限りなく難しく、途中でどちらかがミスをするか得点となりラリーが終わってしまいます。
卓球は試合においてはラリーを続けることで得点になることはありません。
相手の読みを外し短時間で得点、すなわちサーブで得点するとラリーが0.5回ですむので、サービスエースが一番効率の良い得点方法のコツとなります。
しかしながら、安定して同じ球を打つための練習としてはラリーも必要ではあると考えています。
よって、根性論の100回ラリーを続ける練習も一定のレベルにまでは有効です。
ラリーがある程度できる人は、練習メニューとして、1コースだけではなくいろんなコースに打球を振り分けてフットワーク練習も踏まえてラリー練習を行いましょう。
コースの振り分けでの打球がある程度できるようになったら、ランダムでコースを変えてもらいどのコースに振られてもラリーができるようにします。
何度も記載しますが、卓球におけるラリーは実戦では10回続けば素晴らしいプレーです。
ある程度できるようになったら、続けることに意義をもつのではなく、プレーに対する目的を意識して練習するのが飛躍のコツです。
よく見られるフォアハンドで永遠にラリーをする練習は実戦における効率で考えると非効率です。
現代卓球におけるラリー展開としては、いろいろありますが、前進回転、上回転ともいいますが、上回転の打ち合いが主流になるとは考えています。
カットに対する打ち合いのように例外はありますが、通常はドライブでのひきあいが多いです。
どのコースで打ち合いになっても対応できるようラリーの練習をしていきましょう。