卓球のラケットの種類と特徴
ラケットは卓球で無くてはならない道具ですが、種類がいくつかあります。
プレイスタイルに合っていないラケットを使うと上達しにくいですから、卓球の上で種類は押さえておくべきでしょう。
今回は「卓球のラケットの種類と特徴」から自分に合ったものを探してみましょう。
1.ラケットの種類
卓球のラケットには大きく2種類、「ペンホルダー」と「シェイクハンド」があります。
それぞれの特徴はプレイスタイルを大きく左右するので慎重に選ぶ必要があります。
また、お互い得意とする技術も異なるので実際に触ってみることをオススメします。
1.ペンホルダー
ペンを持つようにグリップを掴む所からその名がつきました。
基本的に片面のみにラバーを貼り、フォアハンドもバックハンドも同じ面で打ちます。
フォアハンドでの強打と手首を使った細かい技術が出しやすい反面、バックハンドが打ちにくいという欠点もあります。
終始威力あるドライブで切り込んでいく「ドライブ主戦型」(その中でも特に「ペンドライブ型」と言われます)、卓球台に近い位置から常に強打を狙って相手にペースを譲らない「前陣速攻型」に用いられることが多いです。
2.シェイクハンド
シェイクハンド、つまりは握手をするようにグリップを握ることから付いた名です。
裏表両方にラバーを貼り、テニスラケットの様に両面で打つことができます。
フォアハンド・バックハンドともに振りやすく、攻撃型・守備型どちらのプレイスタイルでも使っていけるため現在主流となっています。
フォアハンド・バックハンドどちらからもドライブを繰り出していく「両ハンドドライブ主戦型」、バックスピンを主体に攻める「カット型」、卓球台の近くに陣取って素早く打ち返して相手にペースを掴ませない「前陣速攻型」、裏表に別のラバーを貼って攻めと守りを使い分ける「異質攻守型」などに使われます。
2.グリップの種類
大きな種類としては2つですが卓球ラケットのグリップまで注目すると更に選択肢はひろがります。
細かいようですが実際に握ってみるとかなり感覚は異なります。
自分に合ったグリップを見つけると上達のスピードも早くなります。
1.ペンホルダー
四隅が角ばっている「角型」はフォアハンドでドライブをかけていくプレイスタイルにおすすめです。
重心が中心にある「丸型」はショートを多用する守備型に適しています。
付け根面側は丸く手首側は角ばっている「角丸型」は攻撃重視の前陣速攻型やオールラウンドタイプに向いています。
2.シェイクハンド
付け根側から末広がりになっている「フレア」は、手の平にフィットして握りやすいため多くの人に好まれます。
真ん中が膨らんでいる「アナトミック」は握っている手応えが感じられるので力強いスイングができます。
付け根から裾に向かって台形の「コニック」は深く握りやすいため安定感が出ます。
グリップの形はプレイスタイルより自分の好みが大きいので気に入った種類を選ぶようにしましょう。
途中でプレイスタイルを変えるためにラケットを変える、というのは出来ないことではありません。
ですが打ち方も変わってくるため慣れるのには時間がかかります。
卓球を続けていく上では2種類のラケットを両方試し、どちらが自分のスタイルに合っているのかしっかり考えてから選ぶようにしましょう。