卓球のカットが上達する練習方法
卓球愛好者の中でも最近では少なくなってきたカット主戦型ですが、相手のドライブやスマッシュを下回転で返球する戦型です。
斯く言う私もカット主戦型で私が実践的してきた練習メニューをご紹介したいと思いますので、参考にしてみて下さい。
この練習が一通りできるようになる頃にはきっと、カットも上達していると思います。
1.カットマンはやる事がたくさんあります
卓球のカットは習得するまでには時間がかかると言われていてなかなか難しい戦型ですね。
カットは守備型になりますが、ラケットやラバー、ボールも以前とは変わって変化もかかりにくく、守っているだけでは勝てなくなってきています。
攻撃力も必要になってきているので、攻撃の基本練習も一緒にカットの練習もしていきましょう。
1.攻撃力の練習
卓球の初心者の方がカットの練習から始めるのはちょっと難しいかもしれません。カット打ちを、続けて出来る選手も周囲にいないかもしれません。
カットマンは攻撃力もある程度必要になるのでフォアハンド、バックショートはある程度出来るように練習しておきましょう。
フットワーク練習は攻撃とカットと両方やるといいと思います。
2 つっつきの練習
つっつきとは下回転のボールに対して下回転で返球する技術ですが、これはカットマンにとってはとても大事です。
カットマンになりたての頃はフォア、バック、オールと 500 本ずつ続ける練習を毎日やりました。
つっつきの練習はカットマンにとって基本中の基本と言って良いと思いますのでしっかり練習しましょう。
つっつきを習得すると、攻撃的なつっつきや、わざと打たせてカットに持っていく戦略的なつっつきなど幅広く使えるようになります。
体とボールが離れないようにゆっくり引きつけてつっつきをしますが、バウンド直後を捉えると安定感がでます。
バックのつっつきは体が邪魔をするので、返ってバックスイングが安定しますが、フォアのつっつきは邪魔をするものがないのでバックスイングが大きくなったり、ラケットの角度も安定し辛いところがあります。
バウンドの直後を捉えてフォームが安定するようになったら、フォアも引きつけてゆっくりつっつくようにしていきましょう。
3.フォアカットの練習方法
フォアカットはフォームを安定させる事がまず大事です。しっかりボールまで足を動かして移動し、同じフォームで打つようにします。
相手のボールの回転によってラケットの角度は変える必要はありますが、基本のフォームを作る事はカットの上達に一番大事です。
始めはゆっくりとボールを出してもらい、ボールまでしっかり動いて打つように気をつけます。
体の前、膝の間でボールを捉えるように意識しながらフットワーク練習を繰り返しましょう。
4.バックカットの練習
バックカットはフォアカットよりも安定し易いです。 顔の横の高い位置からラケットを振り下ろします。
打つ時は右足を出して、右足上で捉えるようにすると安定します。(右利き)
バックカットはフォアカットよりも高い位置で捉えるように意識をしてフットワーク練習をやりましょう。
5 ストップ処理の練習
攻撃マンは前後に揺さぶってきますので、ストップ処理も大事な練習です。
初めにつっつきの練習をしたのでストップ処理は大丈夫だと思いますが、大事なのは前後のフットワークになります。
後ろでカットした後に前に出てきてつっつきで返します。 ストップ処理は顎を引いて台の下まで足を持ってきます。
左右の揺さぶりよりも前後の揺さぶりの方が多いので前後のフットワーク練習はカットマンにとっては欠かすことは出来ません。
前後左右のフットワーク練習をして基本的な足の使い方を身につけ、ぶれない体も同時に作っていきましょう。
2.カットの基本を身につけたら
カットは切った下回転のボールを出すだけではありません。
大半の人がフォア面に裏ソフト、バック面が粒高、表ソフトなど異質ラバーを使っていると思います。
卓球のラバーには表ソフトと裏ソフトラバーと大きく分けて二種類ありますが、表ソフトや粒高ラバーの異質ラバーと呼ばれるラバーは相手のボールの回転を利用してさほど苦労せずに変化をつけることができます。
裏ソフトラバーで変化をつけるにはある程度の技術が必要になりますが、角度を合わせてナックルカットや切ったカットを出せるように練習する事も必要になります。
1.カットから攻撃
カットやつっつきで変化をつけられるようになったら攻撃の機会も増やす事ができます。
横回転サーブからの3 球目攻撃や下回転サーブからのドライブなどサーブを持った時も攻撃のチャンスはあります。
攻撃力があるカットマンに対しては、対戦相手も気を抜けなくなってきます。
カットやつっつきで変化をつけ、浮いて来たところを攻撃したり、変化をつけて対戦相手を翻弄したり、カットマンは密かに憧れる人も多い戦型なので焦らず基本からしっかり練習をしましょう。